薄毛の悩みを抱えている方なら一度は興味を持つのが、ウィッグ(カツラ)です。
実際に使用している方も多く、販売しているメーカーやウィッグの種類もたくさんあります。
「気になる部分を手軽に隠せそう」
「バレないカツラって本当にあるのかな」
「薄毛はウィッグでカバーして生活したい」
「治療中だから生えてくるまでの期間をウィッグでカバーしたい」
イメージは様々ですが、『自然なウィッグが見つかったら毎日が楽しそう』と期待を持っている方が多いのではないでしょうか。
自分の希望に合うウィッグはどうやったら見つかるのかをこのページでは徹底解説していきます。
あなたの知りたい事は?
ウィッグ(カツラ)には種類があるの?!医療用とおしゃれ用の違いとは?
ウィッグの種類には医療用ウィッグとおしゃれ用ウィッグがあります。
メーカーによっては、コスプレ用ウィッグや薄毛用ウィッグなどもっと細かく分かれている場合もありますが、大きく分けると上記の2種類になります。
ここでは、それぞれの特徴・プラスポイント・マイナスポイントを比べていきます。
品質重視の医療用ウィッグ
【特徴】
病気やケガで、髪の毛が抜けたり少なくなったりした方のために作られたウィッグです。
肌に直接あたる部分が多いので、安全性や着け心地を重視して作られています。
サイズ調整可能なフリーサイズ仕様のものが多いのも特徴です。
また、平成27年に『医療用ウィッグ』に関するJISが制定されました。
『医療用ウィッグ』の中でも、安心・安全の基準(皮膚刺激指数・色の落ちにくさなど)をクリアした商品にJISマークが付けられています。
【プラスポイント】
商品の品質がメーカーによって偏りがありましたが、JISマークで良品質のものがすぐ分かるようになりました。
JIS規格の基準をクリアしているウィッグは、安心の品質といえます。
医療用のウィッグの場合、頭皮にあたる部分が多いので、汗をかいても乾きやすいように通気性を高くしてあるのも嬉しいポイントです。
また、人毛を使用しているものが多く、より自然な髪の仕上がりを希望する方におススメです。
【マイナスポイント】
既製品とオーダーメイド品では大きく違いますが、おしゃれ用ウィッグより価格が高いものがほとんどです。
使用する素材・毛を植える方法などが価格に大きく関係するため、安全性の高い素材を使用する医療用ウィッグはどうしてもお高めになります。
手軽に購入できるおしゃれ用ウィッグ
【特徴】
その名の通り、おしゃれ用のウィッグです。
特に規格は決められておらず、ファッションを楽しむために作られています。
カラーや髪型など多くの種類が作られています。
【プラスポイント】
医療用ウィッグに比べると、比較的お安めに購入することが出来ます。
服装やメイクに合わせて、気軽にウィッグを使い分けている人もいます。
以前に比べると、品質が良くなってきており、薄毛が気になる方が日常用で購入されることも増えてきています。
【マイナスポイント】
既製品が多いため、サイズやカラーなどの細かな希望に合ったものを見つけることが難しいです。
人工毛で作られたウィッグには、一目で「ウィッグだ」と分かってしまうものもあります。
中には、品質の良い自然に見えるウィッグやオーダーメイド品もありますが、おしゃれ用ウィッグの中では価格が高めです。
医療用でもおしゃれ用でも自分に合ったものを探そう
こうやって比較してみると、薄毛に悩んでいる場合は『医療用ウィッグ』の方が良さそうに見えます。
しかし、JIS規格ではない『医療用ウィッグ』『おしゃれ用ウィッグ』の中にも品質が良いものも増えているため、単純に「おしゃれ用だからダメ」とは言えません。
次の項目のウィッグ選びのポイントを参考に自分に最適なウィッグを是非探してください。
ウィッグ選びのポイントを解説!
ウィッグは、タイプ・カラーなど組み合わせによって印象が大きく違います。
自分が使いやすいもの、自分に似合う色、自分に合ったサイズ…。
1つでもバランスが崩れると、いわゆる「バレるウィッグ(カツラ)」になってしまいます。
人の目は思っている以上に不自然なものに対して敏感です。
焦らずじっくりと自分に合うウィッグを探すことが大切です。
タイプを選ぶ
ウィッグの主なタイプは4種類です。
髪の毛にどれくらいボリュームを出したいのか、自分が使いやすいのはどれなのかを考えて選びましょう。
■フルウィッグ■
頭全体をすっぽり覆うタイプのウィッグです。
髪型をまるごと変えることが出来るので、イメージチェンジにはピッタリです。
ウィッグ初心者の方におススメ
広範囲をカバーしてくれるので、ウィッグのスタイリングに自信がなくても安心。
カラーはお肌の色に合わせて選ぶとより自然に見えます。
■ハーフウィッグ■
耳の上から頭頂部までを覆うウィッグです。
地毛を活かしてもう少し全体的にボリュームアップさせることが出来ます。
トップ部分の薄さが気になる方におススメ
頭頂部にボリュームを出すために、毎朝ドライヤーで頑張っている方におススメのウィッグです。
地毛も見えているので、近いカラーを選ぶことで自然な仕上がりになります。
■トップピース■
薄毛が気になる頭頂部分をピンポイントでボリュームアップするウィッグです。
地毛の髪型のままボリュームアップさせることが出来ます。
もう少しだけ髪のボリュームが欲しい方におススメ
頭頂部にピンポイントで使用できるので、ウィッグ自体の重みも気にならず使用することができます。
地毛の髪型がメインになるので、近いカラーを選ぶようにしましょう。
■ポイントウィッグ■
ピンポイントでボリュームアップするウィッグです。
地毛の髪型のままボリュームアップさせることが出来ます。
前髪ウィッグやポニーテール部分だけ付けるウィッグなどがあります。
カラーを選ぶ
カラーは見た目の自然さを左右します。
ウィッグの種類によって体のどの部分(肌・髪色)に合わせたらいいのかしっかりチェックしましょう。
■肌色に合わせてカラーを選ぶ■
『フルウィッグ』を希望する方は、自分の肌色にあわせてカラーを選びましょう。
肌色が色白の人はこちら…
- おススメの色 黒系・グレー系・マット系など暗めの落ち着いた色
- 効果 肌の白さ・ツヤが引き立つ。
肌色がピンク系の人はこちら…
- おススメの色 少し赤みの入った自然なブラウン系
- 効果 清潔感・上品さが際立つ
肌色がオークル系の人はこちら…
- おススメの色 赤みの無い濃いブラウン・オレンジ系の落ち着いたブラウン
- 効果 ゴージャスな雰囲気が出る
肌色がイエロー系の人はこちら…
- おススメの色 赤みの無い明るめのブラウン・黄みがかった明るめブラウン
- 効果 若々しさ・肌の透明感が出る
■髪色に合わせてカラーを選ぶ■
『ハーフウィッグ・トップピース・ポイントウィッグ』を希望する方は、自分の髪の色に合わせてカラーを選びましょう。
髪の毛は伸びるうちに、日焼けで毛先の方が根元より少し明るくなります。
毛先の色に合わせると、ウィッグ部分と地毛が馴染みやすくなります。
■好きなカラーを選ぶ■
大胆なイメージチェンジがしたい方、たまには派手な髪色にしてみたい方は豊富なカラーバリエーションの中から好きな色を選んでみて下さい。
素材によって髪のツヤ感・質感も違います。
カラーを選ぶときに注意するポイント
ウィッグを購入する際に、ネット通販やカタログ通販を利用する方も増えてきています。
パソコンやスマホの画面越しやカタログ写真でウィッグを見た場合、実物よりも明るめに見える傾向があるので要注意です。
サイズを選ぶ
ウィッグのサイズはメーカーによって様々です。
SS~Lサイズまで展開しているメーカーもあれば、フリーサイズでサイズ調整が可能なものまであります。
同じSSサイズでもメーカーによって微妙に大きさが変わるのも注意ポイントです。
出来れば試着するのが一番ですが、難しい場合はしっかりサイズを測ってから購入するようにしましょう。
ウィッグの料金の相場はどれくらい?
ウィッグの購入を考えた時に、番気になるのが料金です。
ここでは医療用ウィッグとおしゃれ用ウィッグの料金の相場を見ていきます。
※あくまでも参考価格です。
※作り方・カラー・毛質・長さ・それぞれ個人の症状の違いなどにより、大きく変動します。
医療用ウィッグの料金相場
フルウィッグ | 既製品 5,000円~200,000円 オーダー 150,000円~300,000円 |
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ハーフウィッグ | 既製品 3,000円~100,000円 オーダー 150,000円~ |
トップピース | 既製品 13,000円~100,000円 オーダー 50,000円~160,000円 |
医療用ウィッグは作り方で料金が大きく変わる
上の表のとおり、既製品とオーダー品で大きく値段が変わります。
オーダー品を選ぶ方は、見た目の自然さを第一優先としてウィッグ選びをする方が多いそうです。
あくまでも相場なので上記の値段ですが、完全オーダーメイドで毛質など最高品質で揃えた場合は50万円以上することも珍しくありません。
おしゃれ用ウィッグの料金相場
フルウィッグ | 既製品 3,000円~16,000円 |
---|---|
ハーフウィッグ | 既製品 2,700円~13,000円 |
トップピース | 既製品 2,700円~15,000円 |
おしゃれ用ウィッグは安価で複数買いも可能
医療用ウィッグと比べると、ほとんどが既製品でやさしい価格なのがおしゃれ用ウィッグです。
15,000円程度のものだと、品質が多いものも多くなり薄毛対策として購入する方もいます。
自分の雰囲気に合い、自然に見えるものが見つかれば、おしゃれ用ウィッグでも普段使いができます。
ウィッグを選ぶ時に見落としがちなこと
ここまでウィッグ選びのポイントを紹介してきましたが…。
「選ぶことが多いし、本当にこれでいいのかな?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
頑張って色々細かく選ぶのだから、購入してからの後悔が少ないように、チェックを忘がちなポイントを紹介します。
固定性・通気性を重要視して選ぼう
ウィッグが頭にしっかり固定できているのか。
極端にムレる素材ではないかどうか。
この2点はウィッグを長時間していると、一番の不快ポイントになります。
試着したとしても、装着時間はそこまで長くないため、不快さに気付かないことがあります。
必ず固定方法・使用されている素材をチェックしましょう。
参考ページウィッグ(カツラ)のムレ・においが気になる!みんなどんな対策しているの?
自分に似合うウィッグを選ぼう
自分に似合っているのか。
後ろ・横から見て不自然ではないか。
これは基本なのですが、意外と見落とされるポイントです。
最初は「見た目が自然なものを選ぶ」ということをテーマに選びはじめるはずです。
そして、毛質・カラー・金額と色々考えながら選んでいくうちに、「たぶん自分に合っていてお手軽なウィッグ」にたどり着く方がいます。
「たぶん自分に合っていてお手軽なウィッグ」に満足する方もいますが、「もう少し時間をかけて選べばよかった」とちょっと残念な思いをする方が実は多いんです。
残念な気持ちになったウィッグ…。結局買い直してしまう方もいます。
「見た目が自然なものを選ぶ」という気持ちがブレていないか、購入前に最終確認をしましょう。
薄毛にお悩みの方におすすめのウィッグ比較
ここまでのウィッグの比較ポイントを踏まえて、「こんなウィッグが欲しい人にはこれがおススメ!」をご紹介します。
「種類とかタイプとか値段とか…どこを重視していいのか分からない!」と思った方には参考になるかと思います。
Brightleleは低価格ですが、種類がとても多いので掘り出し物を探したい方や、複数買いしたい方にはとてもおススメです。
ただ、全体的に若い雰囲気もあるので、落ち着いたスタイルを探す方はLinea-storia・AquaDollがいいと思います。
各ショップについて個別にもご紹介していきますね。
Brightlele(ブライトララ)
10代~30代の方に。
個性的・ナチュラルのどちらのスタイルも有
価格が安めのウィッグを探している方に。
オリジナルウィッグ・医療用ウィッグを各種取り扱う、ネット通販限定ショップです。
デザイン・カラーのバリエーションの組み合わせは300種類以上取り揃えています。
ぱっと見ると個性派のおしゃれウィッグ店のようですが、ナチュラルカラーの品ぞろえも豊富です。
使いやすいのは医療用ウィッグで、シンプルなデザインなので幅広い年代の方が合わせやすくなっています。
タイプ | フルウィッグ ハーフウィッグ トップピース |
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カラー | 医療用:6~8カラー おしゃれ用:6~17カラー |
サイズ | フリーサイズ (フルウィッグにはアジャスター付き) |
毛質 | 人工毛 |
料金 | 医療用総手植えウィッグ (フル) 価格:7,980円~(税込) おしゃれ用ウィッグ (フル) 価格:2,780円~(税込) |
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AquaDoll(アクアドール)
10代~60代以上。
ナチュラルスタイルが好きな方に。
自然なつむじのウィッグを探している方に。
ミセス向けの商品も展開する、幅広い年代に対応可能なお店です。
ナチュラルなウィッグが多く、デザインの奇抜さが無いため初心者の方にも手に取りやすいのが特徴です。
ノーマルタイプのおしゃれウィッグは、リニューアルされたことにより、より自然な仕上がりになりました。
特につむじ部分に人工皮膚を付けたことで、「バレにくい」ウィッグになりました。
タイプ | フルウィッグ ハーフウィッグ トップピース ポイントウィッグ |
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カラー | 最大14カラー |
サイズ | フリーサイズ (フルウィッグにはアジャスター付き) |
毛質 | 人工毛 人毛 人工毛・人毛MIX |
料金 | 医療用ウィッグ (フル) 価格:19,224円~(税込) おしゃれ用ウィッグ (フル) 価格:2,880円~(税込) |
\公式サイトはこちら/
まとめ
ウィッグを選ぶポイントをここまで解説してきました。
色々選ぶにあたって一番のネックはやはり料金になるのではないでしょうか。
いい素材のものは決して安くはありません。
だからといって、安いウィッグが使えないわけでもありません。
薄毛治療を並行して行っている方は、短期間だからそこまで高くないものを選びたい方。
ウィッグでカバーして生活していきたいから、出来るだけ良質なものを選びたい方。
このページを参考に、少しでも満足できるウィッグに出会えたらうれしいです。