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男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインとは?

 2019年2月12日

育毛剤に配合されている成分の中には、臨床試験が行われていないのに、根拠もなく「髪の毛が生える」と言われているだけの成分も、残念ながら存在しています

もし、薄毛を治療したいのであれば、根拠(エビデンス)がしっかり存在している成分を使いたいですよね。

そこで今回は、医師が十分な根拠をもとに作った薄毛治療のガイドラインである「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」を解説していきます。

 

 

男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインとは?

「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」はAGAクリニックや病院の皮膚科などで、医師が薄毛の患者に対して診察をする際に指標とするガイドラインのことです。

もともとは2011年に「男性型脱毛症診療ガイドライン」として発表されたものですが、その後の治療法の進化や薄毛に悩む女性の増加などの背景を受けて、2017年に改訂版が発表されました。

このガイドラインは、薄毛専門の17人の医師が、過去の治療実績や経験、そして臨床試験を基にした十分なエビデンスがあるかどうかをもとに策定された信ぴょう性の高いガイドラインです。

しかし、情報に信頼性がある一方で、医師を対象に書かれたガイドラインであるため、一般の方が目を通しても内容の理解が難しい部分があります。そこで今回は、この「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」に書かれている内容を要約し、伝えしていきます。

男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインの全文はこちら

 

このガイドラインは、治療薬や治療方法ごとに推奨度Aから推奨度Dまでにランク分けがされています。推奨度Aは「行うよう強く勧められる」というもので推奨度Dは「行うべきではない」というものです。

今回は薄毛治療に有用とされる推奨度Aと推奨度Bのみを抜粋してご紹介します。

 

 

推奨度Aの3つの薄毛治療法

まずは、推奨度A「行うよう強く勧められる」という治療方法からお伝えしていきます。

フィナステリド内服(男性型脱毛症に対してのみ)

男性型脱毛症に対してのみ推奨度Aの評価です。

フィナステリドは、男性型脱毛症の原因となるジヒドロテストステロンという悪玉ホルモンの生成を阻害します。

そのため、発毛促進というよりは脱毛防止の効果があります。多くのAGAクリニックでは、男性型脱毛症の基本治療薬としてフィナステリドの内服薬を処方します。しかし、ホルモンに作用する成分であるため、女性が使用することはできません。

デュタステリド内服(男性型脱毛症に対してのみ)

フィナステリドの効果をより強くしたものがデュタステリドです。臨床試験では、フィナステリドよりも高い効果が確認されています。新しい成分なのでデータの数がそこまで多くありませんが、今後フィナステリドに変わり、内服薬のメイン成分になっていく可能性があります。ただし、フィナステリド同様、女性が使用することはできません。

ミノキシジル外用(女性型脱毛症に)

ミノキシジルは、外用薬として使用することで毛母細胞の細胞分裂を活発化し、髪の毛の成長を促すとともに、毛包を大きく育ててくれる効果があり、男性・女性ともに推奨度Aとされています。

しかし、推奨されるミノキシジル濃度が男性と女性では異なり、男性型脱毛症の場合は5%女性型脱毛症の場合は1%のミノキシジル濃度が有用とされています。

これは様々な臨床試験を行った結果、男性の場合は高濃度のミノキシジルの方が発毛効果が高く、女性の場合はミノキシジルの濃度に関係なく一定の効果がみられたためです。

 

 

推奨度Bの2つの薄毛治療法

次にご紹介するのは推奨度B「行うよう勧められる」という評価の治療法です。

自毛植毛

自毛植毛は、男性型脱毛症の推奨度がB、女性型脱毛症についての推奨度はC1となっています。

ちなみに、植毛には自毛植毛と人工毛植毛がありますが、人工毛植毛は、安全性に関して根拠が得られていないという理由で推奨度Dとなっています。

手術であるため、高額な費用と数日間の入院が必要になりますが、短期間で薄毛部分に髪の毛を戻すことができます。自毛植毛の場合は自分の髪の毛の中で、髪の多い部分から一度抜いた毛を植える形になります。

世界中で40万件以上の施術実績があり、毛髪の定着率は82.5%以上と非常に高い数値を持っています。自毛植毛は一度定着してしまえば、その後もずっと抜けることなく自分の髪の毛として成長し続けてくれます。

LEDおよび低出力レーザー照射

男性、女性ともにLEDおよび低出力レーザー照射は推奨度Bの評価となっています。合計4件の臨床試験の結果、十分な発毛効果が認められたため、推奨されています。副作用として、皮膚の乾燥やかゆみなどがあるようですが、いずれも比較的軽微なものであるため、問題にはなっていません。
ただし、このレーザー照射による治療は、実施できるAGAクリニックが少なく、自宅で育毛用のレーザー照射機器を購入しようと思うと数十万円の費用がかかります。そのため、ミノキシジルやフィナステリドといった一般的な治療薬と比べると、手を出しにくい部分があります。

アデノシン外用

毛根内部で発毛促進因子を発生させる働きを持つ成分がアデノシンです。

ミノキシジルやフィナステリドに比べると臨床試験の件数は少ないものの、男性に対しても女性に対しても有意な結果が認められたためBの評価となっています。今回のガイドラインでB以上の評価を受けている成分の中で、唯一医薬品ではなく医薬部外品として配合されている成分です。

 

医学的根拠のある女性にも効果がある治療法は?

以上が「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」で推奨度A~推奨度Bに該当した治療法です。

しかし、中には「男性のみA」というものもありましたので、女性に対する推奨度のみでまとめると、以下のようになります

  • ミノキシジル外用(濃度1%)(推奨度A)
  • LEDおよび低出力レーザー照射(推奨度B)
  • アデノシン外用(推奨度B)

以上の3種類となります。

レーザー照射は敷居が高いので、薄毛に悩んでいる女性の方は、ミノキシジルが1%配合された外用薬や、アデノシンが配合された外用薬を使用するのが良いでしょう。医師が効果を認めた成分なので、信頼性は高いです。

例えば、東京ビューティークリニックという女性専門の薄毛治療クリニックのリバースレディという薬品などでしょうか。

もちろん、AGAクリニックでもこうした成分が配合された治療薬を処方してもらうことができるので、不安な方は専門の医師が診察してくれるAGAクリニックに足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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